うつな私の小さな研究室

心を少しでも軽くするために取り入れられそうなことを日々探しています

ゲームが心の不調に効くって本当?調べてみました

 

皆さん、普段ゲームをすることはありますか?

わたしは、あまり得意ではありませんが、たまにスマホ任天堂スイッチでプレイすることがあります。

 

お家でどっぷりとゲームの世界に浸るのも良し、隙間時間にサクッと気晴らしするのも良し、ゲームは手軽に出来る遊び、気分転換のツールなのではないかと思います。

 

そんなゲームですが、気分転換というだけではない、心の健康に役立つ可能性があることが、近年、様々な研究によって分かってきているそうです。

そこで今回は、ゲームの持つ可能性について調べてみました。

 

スーパーマリオオデッセイ」がうつ病のリハビリに効果的

ドイツのボン大学の研究チームは、「スーパーマリオオデッセイ」が、うつ病のリハビリに効果的であることを発表しています。

週3回、1回45分間プレイしたところ、うつ病患者のほぼ半数で、劇的に症状が改善したとのことです。

この結果から、通常の治療と並行して行う、補助的な治療として、ゲームを採用することの有効性が示されました。

治療にゲームを使うことのメリットは、費用対効果の高さ、そして実用性の高さが挙げられています。

 

テトリス」がPTSDを改善

1980年代にベストセラーになったパズルゲーム「テトリス」を、心の健康の改善に役立てる研究が進んでいます。

スウェーデンで行われた研究では、「テトリス」をプレイすることにより、つらい記憶を自分の意志とは無関係に思い出すフラッシュバックの症状が、平均73~78%減少したということです。

また、不眠症や不安症、うつ、他の症状にも効果があったことが報告されています。

 

ポケモンGO」がうつを緩和した

ポケモンGO」をプレイすることによって、引きこもりから外に出るようになったという声や、人との関わりを持てるようになったという声が続々上がっているそうです。

これには複数の心理学者も反応を示し、うつ病や社交不安障害、脅迫神経症といった精神疾患を改善するツールの役割を果たすのではないかと、肯定的に捉えられていると言います。

 

メンタル不調からの社会復帰に「マインクラフト」が有効

冒険から建築まで自由に遊べるゲーム「マインクラフト」を、日本で復職支援プログラムに採用し、効果が上がっているという報告があるようです。

このプログラムでは、グループワークを中心に、3カ月以内に街を作るというミッションが出され、それに取り組むというもの。

ゲームを楽しみながらも、やっているのは仕事に近く、実際の会社勤務と同様の課題も生まれるために、復職をイメージしやすいと言います。

 

「あつまれどうぶつの森」をプレイするほどポジティブになる
オックスフォード大学の研究で、「あつまれどうぶつの森」のプレイ時間が長くなればなるほど、プレイヤーの幸福感が高くなる傾向が確認されたそうです。

これは、ゲームが心の健康にネガティブな影響ではなく、ポジティブな影響を与える可能性があることを示しています。

 

まとめ

今回、ゲームと心の健康との関係について調べてみて、単なる気分転換というだけではない、ゲームの持つ可能性を知ることが出来ました。

心の健康にとって、ゲームほど実用的で、何より楽しく取り組める、それでいて費用対効果が高いツールは、もしかすると、他にはないかもしれません。

ポケモンGO」をプレイしながら外に出ていった引きこもりの少女を想像すると、何だか嬉しい気持ちがするのは、わたしだけではないはずです。

今後、ゲームと心の健康との関係に関する研究がさらに進んで、ゲームが心の健康に、役立つ機会が増えるのであれば、それは素晴らしいことだと思います。

 

わたしも気持ちが落ち込んだ時、不安が募る時などに、ゲームを取り入れてみようと思います。